こんにちは。東加古川の諸井接骨院・整体院です。
冷え込みが厳しくなり、近頃は腰痛で来院される方がとても多くなっています。
腰痛でよくお聞きするのが、朝起きたら腰が痛いという症状です。
「起きてすぐがとても痛くて、動き始めて少し時間が経つと軽減してくる」と言われる方が多いですが、
その原因は睡眠中の姿勢や寝具の選び方、日常生活の癖に由来することが多いです。
睡眠は本来、体を休める時間ですが、誤った就寝スタイルが腰に負担をかけることで、睡眠が逆効果になる場合があります。
今回のブログではそういった腰痛でお悩みの方に向けて、腰痛の原因と対策を就寝スタイルを中心に解説し、自分に合った寝方を見つける方法をご紹介していきます。
朝の腰痛、その原因は?

「朝起きると腰が痛い」という症状に悩まされる人は少なくありません。
その原因は多岐に渡り、睡眠不足や疲労の蓄積、日常生活での決まった動作や姿勢、骨格バランスの不良、内臓疲労、
また就寝時の姿勢や、マットなどの寝具、寝ている方向なども睡眠の質や、起きた時の腰の痛みと関係することがあります。
腰痛改善のための就寝スタイルチェック

寝る時の姿勢については、昔からさまざまな意見があります。
よく目にする「背骨を真っ直ぐにするためには仰向けで寝た方が良い」「横向きで寝た方が内臓に良い」などの意見は、一見理屈が通っているように思いますが、自分には合わないなと思ったことが一度はあるのではないでしょうか?
睡眠の質改善、腰痛改善のためには、自分に合った寝方をしましょうというアドバイスにも結局どの寝方が自分には良いの?と迷われる方が多いように思います。
そんな方のための自分に合った就寝スタイルのチェック方法を解説します。
1. 睡眠で重要なことは呼吸のしやすさ

仰向け寝、横向き寝、うつ伏せ寝などの寝方がある中で、自分に合った寝方をチェックするには、呼吸のしやすさを意識してみることが重要なポイントです。
一般的に一日の中で5~6時間以上は寝ていると思いますので、良い呼吸ができることが身体の疲労回復、痛みの出にくい身体を作るために重要なことになります。
それぞれの姿勢で1分ほど寝てみて楽に深い呼吸ができる姿勢を見つけるのがいいでしょう。
2. 身体を伸ばすか丸めるか
呼吸のしやすさをチェックするための一つの指標として、
身体を伸ばす方が息が吸いやすいのか?
曲げた方が吸いやすいのか?というものがあります。
まず仰向けで寝ましょう。
1.身体を伸ばして寝る(手足を伸ばして寝る)

2.身体を縮めて寝る(膝を立てて、手を胸の前に持ってきて寝る)

普段よりゆったりとした呼吸を繰り返してください。
どちらの寝方の方が呼吸が楽にできたでしょうか?
呼吸がスムーズにできた方があなたの身体に合っている姿勢です。
3. 右を向く?左を向く?
伸ばすと曲げるどちらが良かったかが分かれば、今度は左と右どちら向きで寝た時の方が呼吸が楽になるかチェックしてみましょう。
1.伸ばして呼吸がしやすかった方

仰向けに手足を伸ばして寝て、顔の向きを左右少しずつ傾けて呼吸をチェックする
2.曲げて呼吸がしやすかった方

胎児のような手足が丸まった形で横向きで寝て、身体の向きを左右変えて呼吸をチェックする
いかがだったでしょうか?
人によって向き癖は決まっているもので、向く方向によっても呼吸のしやすさに変化が出ます。
できるだけ呼吸がしやすい方向を覚えておいてそちらを向く時間が長くなるようにしましょう。
もちろん、寝返りはOKですし、肩が痛くなるから反対を向くというのもOKです。
しかし、朝起きて腰が痛いのであれば、起床前には自分に合っている方向を向いておくのが良いでしょう。
まとめ
1. 身体を伸ばして・右を向くのが良いタイプに合った寝方
・真っ直ぐ仰向けで顔だけ少し右向きで寝る
・右横向き寝で少なくとも片方の足は伸ばして寝る
2. 身体を伸ばして・左を向くのが良いタイプに合った寝方
・真っ直ぐ仰向けで顔だけ少し左向きで寝る
・左横向き寝で少なくとも片方の足は伸ばして寝る
3. 身体を丸めて・右を向くのが良いタイプに合った寝方
・手足を曲げた横向き寝で右向きで寝る
・両膝を曲げた仰向けで顔を右に向けて寝る
・うつ伏せ寝で顔を右に向けて寝る
4. 身体を丸めて・左を向くのが良いタイプに合った寝方
・手足を曲げた横向き寝で左向きで寝る
・両膝を曲げた仰向けで顔を左に向けて寝る
・うつ伏せ寝で顔を左に向けて寝る
基本的に以上の就寝スタイルに分類が可能です。
細かなところは人によって詳しく確認する必要がありますが、もし寝方に迷っているという方は一度試してみてくださいね!
就寝スタイルを自分の身体のタイプに合わせることは、腰痛以外にも、朝の疲労感や、頭痛、顎の開きづらさにも関係するポイントにもなりますので、参考にしてみてください。
諸井接骨院・整体院では、患者さんお一人お一人の身体の状態に寄り添いながら的確なアドバイスができるように研鑽を積んでおりますので、ぜひご相談ください。
