足の痛みでお悩みのあなたへ
初めまして、諸井接骨院・整体院院長の諸井伸雄と申します。
私は開業以来、多くの足に関するお悩みをお持ちの患者さまを施術してきました。これまでの経験上、多くの患者さまから足の痛みについてのお悩みをお聞きしてきましたが、このページをご覧のあなたはこのような症状にお悩みではないですか?
・ひねった覚えはないのに足首が痛む
・足の前の方の指の付け根の部分が痛くて、朝起きてしばらく歩きにくい
・ランニングをするとかかとが痛くなる
・捻挫をして治った後も足首の前方に痛みが出ている
・長く歩くと足の裏が突っ張ってきて歩けなくなる
・扁平足になっていてふくらはぎや腰が疲れやすい
・外反母趾になりかけているような気がする
・踏ん張ろうとした時に足首に力が入りづらい
足の痛みは、日常生活に大きな影響を及ぼすものです。もしかすると歩くことはもちろん、立っていることさえ辛いと感じることもあるかもしれませんね。ましてや症状がなかなか治っていかないという場合、「ずっと痛みと付き合っていくしかないのかな…」と心配にお思いのことでしょう。しかし、足の痛みは現在のご自身の状態を理解し、適切な対策を取ることで、痛みの管理や改善が可能です。
足の痛みには、様々な原因がありますが、主に過度の使用、偏った足の使い方、過去のケガ、不適切な靴の履き方などによって引き起こされることがあります。当院では足首に対するアプローチだけでなく、骨盤や股関節との関係性、内臓、頭蓋骨、その他全身のバランスを確認しながら治療を行なっております。
このページでは足の痛みでお困りのあなたの不安が少しでも解消されるよう、足の痛みの原因に加え、当院での治療の考え方を書いてみましたので少し長くなりますが、ぜひお読みください。
足部に起こりやすい症状
扁平足:足のアーチが崩れ、土踏まずが地面に接触することにより足の裏にかけて痛みや不快感が生じる状態
足底筋膜炎:足の裏、特にかかと近くの厚い組織が炎症を起こし、歩行時に鋭い痛みが生じる状態
アキレス腱(周囲)炎:かかとの後部からアキレス腱にかけて、過度のストレスにより炎症を起こし、痛みや腫れを伴う状態
足根管症候群:内くるぶしの所で足の裏の神経が圧迫されることにより、痛みやしびれ、足の裏の異物感が生じる状態
足関節捻挫の後遺症:捻挫後、足首への慢性の痛みや、不安定感、腫れの長期の持続、可動域の制限が残った状態
モートン病:足の第3・第4の指の間の神経が圧迫され、足の前部に痛み、しびれ、灼熱感が生じる状態
外反母趾:足の親指が他の指の方向に向かって曲がり、第一中足骨(親指の付け根)が内側に突出し、痛みや不快感、時には歩行困難を引き起こす状態
上記のように足の痛みとひとことで言っても様々な症状があります。症状により原因は様々なものが考えられますが、原因の多くは骨格のゆがみや、内臓の疲労、または重心バランスの問題、歩き方の問題などの習慣的なものなどです。
元々、人間の足はかかと-母趾球(親指の付け根)-小趾球(小指の付け根)の3点でしっかりと身体を支えていますが、この構造に偏りが起き、この3点で上手く立てない状態になった時に、症状が発生しやすくなります。つまり、骨の構造で立つことができなくなると、筋肉を使って構造の偏りを正そうとするために最も負担のかかる部位に痛みが生じたり炎症が起きたりするのです。
全身の症状にもつながる足部のゆがみ
足に骨格的なゆがみがある場合、足自体の痛みを引き起こしやすいのはもちろんですが、足単体の不調だけにとどまらず身体の他の部分でも不調が起こりやすくなります。ここでは足部のゆがみの中で起こりやすいものをいくつかご紹介します。
①親指や人差し指のゆがみ(扁平足)
比較的多くの症例に見られるのは、足部、特に親指、人差し指のラインでねじれが起きた結果、扁平足の状態になっているものです。足の裏が扁平な状態になると、上記の3点のうちの母趾球の部分が不安定になるため、足の裏のアーチ構造が崩れ外反母趾やモートン病、足底筋膜炎などの原因になります。歩きすぎや立ちっぱなしなどによる身体的な疲労や、消化器系など内臓の疲労によっても引き起こされる場合があります。
②かかとのゆがみ
かかとの位置が内返し・外返しいずれかに偏って位置してしまうことで歩行時の正しい足の動きが阻害されている状態のものです。ご自身のかかとの位置や傾き具合を左右見比べてみてください。かかとの傾きが大きくありませんか?
かかとの動きは重心のバランスを取るために重要な部分ですので、かかとのゆがみがあると、足底筋膜炎やセーバー病(子どものかかと痛)、アキレス腱炎、ふくらはぎ痛、足がつる、腰痛など様々な不調の原因になります。排泄系の問題や身体の冷えによっても起こります。
③立方骨のゆがみ
足の小指側のラインにある外側縦アーチという構造を形成する骨のうちの一つが立方骨です。舟状骨と並んで足の中でクッションとなる役割があり、足の様々な動きにも対応しますが、足関節捻挫の後や身体のバランスが悪くなり足の外側で体重を支えてしまっている状態が続くことで立方骨が下方に落ち込んだ状態になります。この状態になると、足の外側に痛みが出たり、すねの外側、同じ側のお尻、腰などにも影響が出やすくなります。
その他にも、腓骨のねじれや、足の指一本一本のねじれ、浮き指、指が丸まりすぎているなども足の不調では起こりやすい問題です。単体ではなく複合的に発生することも多く見られますが、一つずつ問題を取り除いていくことで不調が改善しやすくなります。足部の問題は不調を感じづらく、いつの間にか起こっていたということが多いですが、小さな異常を正しく戻していくことが大事です。
当院での足部の治療の考え方
足部の治療で重要なのは、不調が出ている足とともに身体全体のバランスを整えていくことです。
足であれば、先述した足のアーチの問題、指先のねじれや固さ、かかとの偏位などの構造的な観点に加え、足の裏にある各内臓の反射点などを用いながら全身の状態を把握していきます。
また、身体の末端にある足が悪くなっている時には、必ず同時並行で身体の中枢、体幹部にも不調が起こっています。その不調が骨盤や股関節、または腰なのか?もしくは首や頭蓋骨の部分で問題が出ているのか?内臓の疲れや自律神経系が問題なのか?などの一人ひとりで異なる要因を観察しながら施術を行います。施術後は効果が持続しやすいよう当院独自のテーピングも行っています。
そして、足の不調がある場合、日常生活でどのような使い方をしているかに着目する必要もあります。なぜなら大半の症状が身体にゆがみのある状態で繰り返しの刺激を受けて発症しているものだからです。そういった何かしらの刺激も、ほとんどの場合ごく些細なことが原因であることが多いです。場合によっては足ではなく手の使いすぎが無いかなども重要な要素になります。なぜなら、外反母趾をお持ちの方の場合、手の親指にも問題があるケースが多いからです。
当院で行われている足部の施術
①問診
まずはあなたのお話を問診で詳しくお伺いします。足の痛みがどういった理由(たぶんこれのせいかな?という理由でも構いません)で起こったのか、どういったことでお困りなのかをお聞かせください。
また、お仕事の種類や内容、生活環境、運動歴、既往歴、趣味なども詳しくお伺いしています。あなたの周りの環境、行動習慣などを知ることで、あなたのお悩みに対してより迅速にきめ細やかなサポートが可能です。
施術の満足度とも密接に関係していますので、お話いただける範囲でぜひお聞かせください。
②施術前検査
問診で伺ったお話をもとにしながら、全身の関節の動きや、骨格のアライメント、筋肉の状態、また内臓の状態など、さらに生まれつき持っている身体のクセもチェックさせていただきます。
上記のように様々な情報を総合して、現在のあなたの状態に合った施術内容を決定いたします。
③施術
足の痛みをお持ちの方に対しては、まずは足首にアプローチすることで股関節の動きや全身のバランスを整えていきます。施術自体はとてもソフトで気持ち良いと言われる方が多く、安心してお受けいただけます。足首の他にも、内臓の位置の偏りを正す手技や背骨の調整、手首の調整など、症状に応じて必要なものをご提供します。