冷たい飲み物、冷房、胃腸の冷えが身体に与える意外な影響とは?


こんにちは。

加古川市平岡町の諸井接骨院・整体院です。

猛暑が続いている夏のこの時期、

「右の腰がズーンと重い」

「右の股関節が痛む」

「左肩がガチガチにこっている」

といった不調を訴える方が増えています。

実はこれ、夏特有の“内臓の冷え・疲れ”が関係しているかもしれません。

今回は、そんな夏の整体相談でよくある「右腰の痛み」「左肩のこり」の意外な原因と、身体の内側からケアする方法についてご紹介します。


◆ 冷たい飲み物・冷房が腸を冷やす

赤で囲まれた部分が腸間膜根

小腸は、「腸間膜(ちょうかんまく)」という膜で支えられています。
この膜の根元=腸間膜根(ちょうかんまくこん)は、身体の左上から右下の腰骨付近に向かって斜めに走る構造です。

腸間膜の中には血管や神経もたくさん通っているため、夏に冷たいものをたくさん摂ったり、冷房の効いた部屋で長時間過ごすことで、この腸間膜のまわりが冷え、緊張が強くなります。

その結果、腸間膜根に右腰や右脚が身体の中から引っ張られて右腰の違和感や、右脚の重だるさ、股関節の痛みといった症状が出やすくなるのです。


◆ 左肩こりは「バランスを取るための代償動作」?

右側に負担が集中すると、身体はバランスを取ろうとして反対側=左の肩や背中に力を入れがちになります。

その結果、

・左肩〜首にかけての強いこり

・左背部のつっぱり感

・首の動きの悪さ 

といった症状に悩まされることも。

このような肩こりは、お腹の緊張が原因であることがほとんどのため、

患部へのマッサージをしてほぐしてもではなかなか解消しない…と言われる方も多いです。


◆ 胃の疲れは「呼吸」と「肩こり」にも影響する

冷たい飲み物、冷たい麺類、アイスなどを毎日のように摂っていると、胃が弱って横隔膜とのつながり(胃横隔間膜)が硬くなってしまうことがあります。

すると、横隔膜の動きが制限されるので呼吸が浅くなり、

・肩や首の筋肉も参加させて呼吸をするようになるため肩や首の力が抜けない

・呼吸が浅いため寝ても疲れが取れない

・左肩が前方に巻き込まれて左肩や左腕の痛みや違和感が出る

など、全身の不調にもつながっていきます。


◆ 整体で内臓の疲れもやさしくケアできます

当院では、筋肉だけでなく、内臓まわりの膜や神経の働きにも注目した整体を行っています。

腸間膜や胃の周囲の緊張をやわらげることで、

・右腰の違和感の緩和

・左肩のこりの改善

・胃腸の不快感や夏バテ対策

につながるケースも多いです。


◆ こんな方は一度チェックを

  • 最近冷たいものをよく飲む
  • 朝、右腰が重く感じる
  • 左の肩や背中がこりやすい
  • 夏になると腰や肩がつらくなる
  • マッサージや骨格を矯正してもらってもすぐに戻ってしまう

夏バテは「内臓の疲れ」だけでなく、身体全体のバランスの乱れを引き起こします。
ぜひ早めにご相談ください。


【まとめ】夏の整体は「内臓ケア」がカギ

  • 冷えた腸は右腰痛の原因に
  • 腸の緊張は体のバランスを崩し左肩にも負担
  • 胃の疲れは呼吸を浅くし、慢性疲労や肩こりへ
  • 整体で内臓と筋肉の連動を整えることで回復が早くなる

身体の外側だけでなく、内側からのアプローチが夏の不調改善のカギです。

上記のようなことが最近気になるなと思われる方は是非ご相談くださいね。