この記事のポイント

突然首が痛くて動かせない「ギックリ首」になったとき、まず行ってほしいのは、やさしいセルフケアです。

痛みを作り出しているのは脳や神経です。

そのため患部に強い刺激を与える前に、目と皮膚への軽いアプローチで神経系を落ち着かせることで、強い痛みが和らぐ可能性があります。


「目の動き」「皮膚へのやさしい刺激」が痛み緩和の第一歩

ギックリ首のような状態は、筋肉や関節だけでなく、自律神経の乱れ身体の緊張状態が深く関係しています。

いきなりマッサージや矯正を受けると、かえって悪化するリスクもあるため、まずは神経の反応を穏やかにすることが大切です。

特に「目の動き」「皮膚へのやさしい刺激」は、身体を落ち着かせる上で非常に有効です。


当院に来られた患者さんの例

実際に当院へ来られた方で、くしゃみがきっかけで首に激痛が走り、翌朝まったく動かせなくなったというケースがありました。

首は上下にも左右にも動かせず、少し動かすだけで顔をしかめるような状態でした。

その方には以下のセルフケアを行っていただきました。

目のエクササイズ

首の動きは目の動きと密接に関係しています。

そのためまずは目の動きから整えます。

  • 目だけで左右・上下・斜めに動かす(各5往復)
  • 目で先に動いてから首をつけて動かす(各3往復)
  • 両手の親指を使って遠近運動(5往復)※めまいのある方は遠近運動のみ行ってください。

軽擦(けいさつ)マッサージ

皮膚を軽くなでる「軽擦」は、神経をやさしく鎮めます。

強い力は不要で、ふれるかふれないかのやさしさで行うのがポイントです。

  • うなじ〜後頭部(後頭下筋)、後頭骨の左右をくるくる
  • 耳の下・こめかみ・鎖骨の下を優しくくるくる(各10回ずつ)

こうした施術の結果、「楽になってきた」「少し動かせるようになった」という良い変化が出てきました。

翌日には「夜も眠れたし、朝も普通に起きられた」とのことで、無理せずやさしく整える大切さを改めて感じた出来事でした。


このように身体への「やさしい刺激」だけでも、呼吸がしやすくなったり、少しずつ首が動かせるようになったと喜ばれるケースもあります。


痛み=身体からのアラート

ギックリ首は、身体からの強いアラート(警告)です。

身体が安心状態じゃないよ!という身体からのサインですので、無理して我慢したり、いきなり強い施術を受けるのではなく、まずは安全な方法で神経の緊張を緩めることが先決です。

もちろん、手足の強いしびれ、めまい、呂律が回っていないなどの症状があれば、すぐに医療機関を受診してください。

また、ギックリ首の背景には睡眠不足や目の酷使、姿勢の崩れ、慢性的な疲労などが隠れています。日常生活の見直しも忘れずに行いましょう。


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最後までお読みいただきありがとうございました!

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