こんにちは。東加古川の諸井接骨院・整体院です。

今回は、前回に引き続き質の良い睡眠をとるために、および朝の腰痛改善のために重要な寝具選びについて解説していきます。

就寝スタイル別に紹介していますので、前回の記事も参考にしながらお読みください。

1. 寝具が合わないとどうなる?

「最近、朝起きると体がだるい」「腰や首が痛い」と感じることはありませんか?

もしかすると、寝具が体に合っていないのかもしれません。

寝具が合わないとどうしても、その人にとって不適切な姿勢で寝ることになり、無意識に身体に力が入って休まらないということが起きがちです。

寝具の選び方は快適な睡眠と健康な体づくりに欠かせません。


2. 寝具が合わないサインとは?

寝具が自分の体に合っていない場合、以下のようなサインが現れます。

① 朝起きたときに体が痛い・だるい

特に腰、肩、首の痛みがある場合は、マットレスや枕の硬さが適していない可能性があります。

② 寝返りが打ちづらい

寝返りは体の負担を分散する重要な動作です。マットレスが硬すぎたり柔らかすぎたりすると、自然な寝返りが妨げられます。

③ 睡眠の質が低下する

「ぐっすり眠れない」「何度も目が覚める」という場合も、寝具が関係しているかもしれません。


3. 自分に合った寝具の選び方

① マットレスの選び方チェックポイント

硬さ

腰を支える適度な硬さが必要。柔らかすぎると沈み込み、硬すぎると身体が浮いてしまいます。

体圧分散

身体全体を支えることで、腰や肩の負担を軽減します。

タイプ別おすすめのマットレス

仰向けタイプ

高反発でもっちりとしたものか、薄手で床の硬さを感じられるもの

横向きタイプ(身体を伸ばすタイプ)

少し沈む程度の硬さのもの

横向きタイプ(身体を丸めるタイプ)

柔らかめで低反発のもの

うつ伏せタイプ

低反発で柔らかすぎないもの


② 枕の選び方チェックポイント

タイプ別枕の高さ

仰向けタイプ

首と背骨が一直線になる高さが理想。高すぎると首に負担がかかります。

高さは低めで少し硬めのものが良いでしょう。

バスタオルを重ねたものでもOK。

横向きタイプ(身体を伸ばすタイプ)

布団に接地している肩と首の間を埋めるだけの枕の高さが必要になります。

仰向けでも寝るタイプになるので高すぎず低すぎず、少し硬めのものが良いでしょう。

横向きタイプ(身体を丸めるタイプ)

布団に接地している肩と首の間を埋めるだけの枕の高さが必要になります。

仰向けで寝ても少し背中の丸みが出た方が良いタイプなので、高さは必要でしょう。

硬さは柔らかめでしっかり頭を包み込むものが良いでしょう。

うつ伏せタイプ

高めの枕。うつ伏せで寝る時間が長い場合は枕は必要ないかもしれません。

抱き枕的にお腹の下に敷くのも良いでしょう。

補足

抱き枕は横向きタイプ(身体を丸めるタイプ)とうつ伏せタイプの方はあると安心感があるかもしれません。

仰向けや横向きでも身体を伸ばすタイプには必要ありません。何かに抱きつきたいという欲求が少ないタイプです。


③ 布団・掛け布団の選び方

季節によって掛け布団の厚さを調整するのがベスト。

保温性が高く通気性の良いものを選び、夏は軽い掛け布団やタオルケットがおすすめです。

タイプ別では仰向けで寝るタイプの人は、お腹、またうつ伏せ寝の人は背中に重い布団が乗ることで呼吸が浅くなる方がいますので、確認する必要があるでしょう。


4. 寝具を見直すタイミング

・マットレス: 約8~10年で交換を検討

・枕: 約2~3年で買い替え

・布団: 季節ごとに見直し、数年ごとに新調


5. 身体に合った寝具選びのために試してほしいこと

寝具専門店で試し寝をする

実際に寝心地を確かめるのが一番確実です。

また色々な姿勢を試すこと、一瞬ではなくしばらく寝てみてスッキリ呼吸ができるか確認が必要でしょう。

自分の体型を考慮

体重、身長などに応じた寝具を選びましょう。

専門家のアドバイスを受ける

整体院や接骨院などの専門家に相談するのも良い選択肢です。

そもそも身体の状態が悪く、寝にくさや身体の歪みなどを自覚している状態であれば、まず身体をニュートラルな状態に戻すような施術も必要でしょう。


まとめ

「最近寝具が合わないかも…」と感じたら、早めに見直すことが重要です。

毎日使う寝具が身体に合っているかどうかで、健康状態も大きく変わります。

身体の声に耳を傾け、自分にぴったりの寝具を見つけて、快適な眠りを取り戻しましょう。

必要なときは専門家への相談もご検討ください。

心地よい眠りが、健康な毎日の第一歩です。

当院でも身体のタイプに合わせた寝方のアドバイスをしておりますのでぜひご相談ください。