夜中になると足がむずむずする…
夜間や休息時に、足(主に膝から下)に不快な感覚が現れ、ムズムズする、かゆみ、足裏のほてりなどが出現することはありませんか?
むずむずがあると眠りが妨げられ、日中の疲労感がつらかったり集中力も低下してしまい、精神的なストレスの原因にもなってしまいますよね。
患者様の中には「寝ようとして布団に入った瞬間に足が落ち着かず、どうしても動かさずにはいられなくなる」という悩みを抱えている方が多くいらっしゃいます。
足のむずむずの原因は?
足のむずむずの原因は明確には解明されていませんが、現代医学では以下の要因が関連していると考えられています。
- 鉄分不足や栄養バランスの乱れ:鉄分が不足すると、神経伝達に影響を与え、足の不快感を引き起こす可能性があります。
- 血行不良:運動不足や長時間の座位姿勢により、足の血流が悪化し、症状が現れる可能性があります。
- ストレスや自律神経の乱れ:精神的なストレスや日々の生活リズムの乱れは、神経系の働きに影響を与え、症状を誘発することがあります。
これらは一般的な要因とされていますが、諸井接骨院・整体院では、それらとは異なった観点から施術を行ないます。
足のむずむず症状にはどんなものがある?
症状を感じる時間帯は夜が多く、最も多いのは就寝時です。
夜、眠ろうとしてベッドに入ると足に不快感が発生し、動かさずにはいられなくなるというのこの症状の典型的なパターンです。
症状を紛らわそうと足首を動かしたり、脚同士をこすりあわせたり、マッサージを試みたりします。
症状が強い人では横になっていることができず、起き上がって歩き回ることもあります。
むずむず症状をお持ちの方はこのような行動を毎晩のように繰り返すといいます。
- 寝ている時や座っている時など、安静にしている状態で起こりやすい
- 歩く、動かすなどの脚の運動で症状が和らぐ
- 日中より夜間(就寝時)に悪化する
- 脚を動かさずにはいられない
- 不快感・異常な感覚
- むずむずする
- もやもやする
- 虫が這うような感覚
- 電気が流れているようなしびれ感
- 水が流れるような感覚
- 痛い、かゆい、ほてる
※実際には「膝から下がカーッと熱くなる」「ふくらはぎの中がむずがゆい」「じんじんほてる」などと表現される方もいます。むずむずの感覚は、皮膚の表面ではなく、手では触れない深い部分で起こります。
足のむずむず症状に対する諸井接骨院・整体院の考え
下腿骨間膜と近位脛腓関節
諸井接骨院・整体院では、むずむず症状を左右する要因の1つとして、下腿部の脛骨と腓骨を上部から下部までつなぐ下腿骨間膜と下腿外側上部の近位脛腓関節に注目しています。
下腿部には2本の骨があります。足の内側にあり荷重をメインで支える脛骨と、足の外側にあり荷重を支える役目はほとんどないものの、足を地面につく際の衝撃を吸収し、足首のバランスをとる腓骨です。
そして下腿骨間膜は脛骨と腓骨を仲介する「膜」で2つの骨を連結する機能を担っていますが、これが緩み、脛骨と腓骨の間が開いてしまうと様々な機能障害が発生します。
またもうひとつのポイントが膝関節の外側で脛骨と腓骨で関節を形成している近位脛腓関節です。近位脛腓関節は脛骨と腓骨の関節で強力な靭帯で接合されており、脛骨と腓骨間の緩みを制御するために機能しています
問題は下腿骨間膜と近位脛腓関節の緩み?
ところが脛骨と腓骨をつなぎ、骨間を適切に保持する役割を担っている下腿骨間膜と近位脛腓関節が何らかの原因で緩んでしまうと、下腿骨間が開いてしまうのです。
この緩みの主な原因は、足のアーチの崩れや浮き指などの足指がうまく使えない動かし方の習慣や姿勢のクセ、またシューズ等の影響が考えられます。
結果として起立時に足裏の重心が後外方寄り(かかとの外側)に偏ることで、下肢の安定性が失われ、下腿骨のねじれが生じやすくなります。
簡単に言えばO脚気味になり、下腿部に過剰な負担がかかりやすくなります。
するといま以上に下腿部が捻じれて下腿骨の間が開かないよう制御するため交感神経が興奮し、24時間下腿の筋肉を常時緊張させようするのです。
しかしそこで問題となるのは、下腿部には脛骨と腓骨の骨間を横に締める役割を持つ筋肉が存在しないという事です。
つまり、交感神経と縦に走行する骨格筋(下腿三頭筋、前脛骨筋、後脛骨筋など)は無駄な負担を強いられていることになります。
このような状態では、リンパや血流は滞り、老廃物や疲労物質が蓄積しやすくなります。
日中と就寝時の体勢の違いが症状のトリガーに?
立位の時は脚に対し縦の荷重がかかるため、ある程度下腿部の骨の間が開いていても下腿外側部でロックされ、ふくらはぎが重い、だるい程度で済んでいます。
しかし、夜になり就寝しようと布団に入ると症状が発生します。
これには、下の2つの要因が考えられます。
①就寝時は脚に荷重がかからない
寝ようとして横になったとたん立位の時にかかっていた荷重がかからなくなります。
特に仰向けで休んでいると荷重の抜けた脛骨と腓骨間の骨間膜はより広がろうとします。
しかし、2つの骨間を締める作用をする筋肉はありませんので、交感神経はさらに活性化し、脳も興奮状態になります。
そして下腿部の筋肉を仕方なく興奮させます。
結果的に血液の循環が悪化します。
②内臓の活動時間と血流の関係
漢方の考え方では、各臓器に関係した時間帯があると考えます。
そして一般的に寝入ろうとする午前1時から3時は「肝臓の時間」と言われています。
作用的には血液を浄化し、再生させる時間帯です。
この時間帯は肝臓が血液を濾過し、体の解毒作用を行うため肝臓に全身の血流が集まります。
そのため活動量が少ない下腿部は余計に血液の流れが低下し、「むずむず症状」はさらに継続します。
(※「肝臓の時間」が過ぎ、午前4時ごろになると寝入ることが出来る方が多いです)
足のむずむず症状改善のキーは正しい歩行や重心のコントロール
このように下腿骨間膜の緩みが、足のむずむず症状の発生の根本的な原因と考えます。
特に、夜間は交感神経がさらに活発化し、筋肉の緊張が続きます。
こういった状態を改善するためには、日常生活で下腿部外側の脛腓関節に負担がかからないように足裏の重心を内側に戻し、正しく足を使うことが重要になってきます。
それには足のむずむずが起こりやすい生活習慣や姿勢のクセを改善し、交感神経や筋肉の過剰な緊張を解消していかなければなりません。
それらを解消すれば、症状が発生する理由がなくなります。
足のむずむず症状については、一般的に肥満や内臓の問題、また精神的な問題が原因だと考えられますが、実際には生活習慣や歩行時の重心の乗せ方が重要な要因となりそうです。
下腿骨間膜の緩みや重心のずれが、身体全体に影響を与え、最終的に内臓や上半身のトラブルにまで波及することもあります。
ですから、足のむずむずの発生メカニズムをよく理解し、正しい姿勢や生活習慣を取り戻すことが、根本的な改善になります。
施術の流れ
基本的な施術の流れとしては、身体全体のバランスを整え、症状の根本原因を探りだしアプローチすることで、なるべく短期での症状の改善を目指します。
初めて来院される方には、まず詳しくお話を伺います。その上で症状の原因や日常生活でのストレス要因など考えあわせ、個別に最適な治療プランを考えます。
施術そのものは、リラックスした環境で行われ、無理のない範囲で行うため、初めての方でも安心して受けていただけます。具体的には下記の通りです。
①足首と足裏のバランス調整
諸井接骨院・整体院では下腿部だけの問題だけでなく、足首や足裏への施術を行い、重心のバランスを整えます。
足のむずむず症状でお悩みの方の足裏の重心は、足の外側のかかと寄りに移動しているため、不安定なバランスになった身体を安定させるために下腿や太ももの筋肉を余計に使いすぎています。
このバランスの不安定さは骨盤や背骨だけでなく、やがて首や肩などの上半身に波及します。
当院ではまず、地面に一番近い足裏、足首にスポットをあてて調整を行い、足首と下腿軸のバランスを正常に近づけるよう整えます。
②股関節と腸脛靭帯の調整
足のむずむず症状でお悩みの方は、下腿軸はもとより、大腿軸もアライメントの変化が見受けられます。
諸井接骨院・整体院では、大腿骨上部にある大転子という部分のひずみをリリースし、腸脛靭帯(骨盤の外側から大腿骨の外側を通過し膝下の脛骨まで伸びる帯状の長い靱帯)の過緊張をほぐすことで、大腿骨の軸を整えます。
③骨盤隔膜と横隔膜の調整
骨盤底にある骨盤隔膜と胸郭にある横隔膜を調整することでインナーマッスルである腸腰筋や内臓の位置を整え、各臓器の機能アップを図ります。
④抑うつ症状に対して
長期にわたって足のむずむず症状でお悩みの方や、お薬で治療されている方の中には、睡眠不足等の要因もあり憂鬱な気持ちや気分が落ち込む抑うつ状態になられる方も多くいらっしゃいます。
そういった方にはクラニアル整体(頭蓋調整)を行い、脳脊髄液の循環を促します。
⑤施術後の効果を持続させるために
必要な施術が終わった後、せっかく整えた骨格や筋肉の症状が戻らないよう、ある部分にテーピングを行います。
これを自宅でもご自分で毎日交換してもらいます。
実は、「下腿骨間膜」は長く立っていたり、歩いたりすると開きやすいものなのです。
それを昔から日本人はよく理解していました。
たとえば、江戸時代などは、基本「旅」をするのは徒歩で行っていましたが、長歩きで下腿骨間膜が開かないよう「脚絆(きゃはん)」というもので下腿部を締めていましたし、明治以降の兵隊さんも「ゲートル」で下腿部を保護していました。
諸井接骨院・整体院ではこうした日本人の昔ながらの知恵を現代風にアレンジし最大の効果を発揮できるテーピング法を開発しました。
このテーピングを施行することで、長年足のむずむず症状でお悩みの方がその日からぐっすり休むことが出来た!という例もあります。
足のむずむず症状に悩む方へ
もしあなたが夜中に足の不快感でなかなか眠れなかったり、日中でも足の違和感に悩まされているようなら、諸井接骨院・整体院での整体施術をぜひお試しください。
私たちは症状を根本から改善し、あなたの生活の質を向上させるために全力でサポートします。
施術料金
むずむず足改善整体・・・・・・初回 6600円
ホームページをみた!と受付でお伝えいただければ5500円とさせていただきます。
※施術回数の目途は当初、週一回で10回程度・・のちは月一回のメンテナンスに移行します。(回数券もご用意しております)
今すぐご予約をお待ちしております
当院では、患者さん一人ひとりに対して、十分な時間を確保して丁寧に施術を行っています。そのため、予約制を採用しており、事前にご予約をお願いしております。ご希望の日時が埋まる前に、今すぐご予約ください。
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