新型コロナウイルス感染症の流行から4年、今年の夏も新型コロナウイルスの流行(第11波)で感染が再拡大しましたが、新型コロナに罹患し発熱やのどの強烈な痛みなどが回復した後、頑固な体調不良に悩まされる方が増加しています。

新型コロナウイルス感染後の体調不良には、お身体の疲労感はもとより、脳に霧がかかったような状態(思考力・集中力の低下)や頭痛、倦怠感、咳が続くなどの呼吸器症状等、身体的かつ精神的な症状が含まれ、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。

あなたは、いま、そんな症状を抱えていらっしゃいませんか?

お悩みの患者様の多くが病院を訪れても、明確な原因が特定できず、その場の対症療法のみで、症状がなかなか改善していかないということも珍しくありません。

また、まれにではありますが、コロナワクチンを接種した後に、慢性疲労症候群に似た症状が現れる患者様も一定数見られ、そういった症状の治療も重要視されています。

身体の疲労と脳の疲労

一般的に「疲労」は、身体的な疲労を指しますが、新型コロナ感染後の体調不良では「脳の疲労」も問題となっています。

脳の疲労は、頭にモヤがかかったような状態を引き起こし、集中力や思考力が低下することがあります。

身体的な疲労は休息によって解消されることが多いですが、脳の疲労の場合は十分に休んでも改善しにくいのが特徴です。

休息しても治らない疲労感が続く場合、脳の疲労の可能性も考慮しなければなりません。

コロナ感染後の「体調不良」の症状

新型コロナウイルス感染後、以下のような症状が出ることがあります

  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 息苦しさ
  • 味覚・嗅覚が戻らない
  • 動悸
  • 食欲不振
  • 頭にもやがかかったようになる(ブレインフォグ)
  • 筋肉痛・関節痛・脱力感
  • 立ちくらみや起立性調節障害
  • 不眠症
  • 集中力や思考力の低下
  • 精神的な不安・気分の落ち込み・抑うつ症状

以上のようにコロナの発症から数か月たっても原因が特定できない症状があったり、上記の症状が2~3か所同時に発生します。また、年齢も関係ありません。

当院での治療方針

諸井接骨院・整体院では、薬に頼らない徒手療法を用い、個々の患者様の症状に合わせた専門の施術を提供しています。

コロナ感染後の体調不良は対症療法だけでは改善していかない場合が多く、身体全体のバランスを整える施術が必要です。

当院では、以下のような視点と考察から施術を行っていきます。

1. 自律神経の調整

新型コロナ感染後には自律神経の乱れがよくみられ、これが症状の大きな原因となることがあります。

当院では両耳の下にある胸鎖乳突筋という自律神経が走行している筋肉をターゲットとし、自律神経のバランスを整えます。

また、首の前の星状神経節も大事な施術ポイントです。

これらを施術することで鎖骨の下の筋肉が緩み呼吸が楽になります。

すると多くの酸素が取り込めるため、体の自己治癒力が高まり、症状を改善に導きます。

2. 股関節の可動域制限の解消

股関節の可動域の制限や、骨盤周囲の筋肉が固いことで全身の血流や神経伝達に悪影響を及ぼし、症状をより悪化させることがあります。

当院では手技療法(足関節を用いた特殊な筋膜リリース)を用いることで、人体最大の関節である股関節や骨盤周囲の筋肉を柔軟にし、可動性をなめらかにします。

その結果、下半身の動作が楽になり、全身のバランスの取れた動作が可能になります。

3. 胸郭の調整

皆さんの胸郭(肋骨)は思いのほか左右のバランスが違っています。

それは、心臓が左側にあるために左肺の方が容量が小さく、呼吸のたびに右側の胸がわずかに前方へ捻じれるためです。

その時同時に胸椎も捻じれています。

すると結果として胸椎12番に付着している横隔膜も捻じれ、横隔膜の上に位置する「心臓」、下に位置する「胃」もからだの内部で変位し「動悸」や「食欲不振」を引き起こします。

当院では、アクチベーターという機器を用いて胸郭を調整し、呼吸器や消化器の位置関係を改善、機能を回復させます。

4. 免疫力の強化

①副腎疲労に対する施術

副腎の働きは、たんぱく質や脂肪を分解し、糖に変換し筋肉に活力をあたえます。

また、環境の変化、たとえば気温の寒暖差、外傷、細菌感染、出血、精神性ショック、各種中毒などに対して副腎皮質が対応し身体にかかるストレスへの抵抗性を増進させます。

しかし副腎が疲労すると先にあげた機能が低下します。

するとストレスがかかった状態に対しがんばりが効かなくなりコロナ感染後の体調不良の症状に酷似した状況が発生します。

当院では両者がリンクしていると考え、副腎皮質の関連部位や反射点にマニピュレートを行います。

②脾臓の施術

脾臓は体の血液をろ過し老廃物を除去、また、老朽化した赤血球細胞を破壊するリンパ器官です。

脾臓症候は体力低下の象徴です。(顔面蒼白、唇の血の気がない、青あざができやすい、歯肉から出血しやすい、運動中の左わき腹のいたみなど)

身体のだるさや疲れが取れないときは脾臓症候を疑います。

これもコロナ感染後の体調不良の症状に似ていますので、当院では①、②に対しふくらはぎ、肩甲骨、足底部にある当該器官と関連するツボを刺激したり、胸椎9番の両側にある副腎皮質の反射点や、恥骨結節のやや左上にある脾臓の反射点を用いマニュピュレートを行い機能の活性化を図ります。

5. 脳せき髄液の循環促進

新型コロナ感染後の体調不良でお悩みの多くの方は、頭部がずっしりと重くなっています

当院では、その原因として脳と骨盤の間の脊髄内を上下する脳脊髄液の交通が脳側にかたよっているのでは?と考えます。

その意味から、仙結節靭帯をリリースし仙骨の動きをなめらかにしたうえで、クラニアル(頭蓋)調整を行い、頭部からの「脳脊髄液」を排出をスムーズにする事で「脳脊髄液」の循環を整え自律神経(特に交感神経)の働きを鎮静化します。

コロナ後遺症に悩む方に向けた免疫改善整体キャンペーンを開催します

諸井接骨院・整体院では、この度新型コロナウイルス感染後の体調不良に対する特別な治療プログラム(*要予約)を提供いたします。

症状は一人ひとり異なり、対症療法では解決できないことも多いですが、上記のような事柄を念頭におきながら当院では徒手療法を駆使し、根本的な改善を目指して治療に取り組んでいきます。

コロナ後の体調不良にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

長引く症状から解放されるお手伝いをさせていただきます。