肩こり・頭痛の解消に!自律神経を整えよう(目のエクササイズ編)
こんにちは、東加古川にある諸井接骨院・整体院です。
今年はなかなか梅雨入りせず天気の良い6月でしたが、今日から雨が降り出しました。
今週末以降は雨の予報が続くようでいよいよ梅雨入りが発表されそうですね。
梅雨といえばよく起こるのが自律神経の乱れです。
先日のブログでも紹介したように頭痛や肩こり、めまいや関節痛など不定愁訴が目立つ時期となります。
現代社会では、スマートフォンやパソコンの使用が増え、目の疲れやストレスが自律神経に影響を与えることが多くなっています。
自律神経が乱れると、頭痛や肩こり、眠りが浅くなったりなどさまざまな不調を引き起こします。
そんな自律神経にまつわる症状の緩和に役立つのが実は目に関するアプローチです!
今回の記事では、簡単に実践できる目のエクササイズをご紹介します。
自律神経とは?
まず、自律神経について簡単に説明しましょう。
自律神経は、私たちの意思とは関係なく、身体の機能を調整してくれる神経のことです。
例えば、心臓の鼓動や呼吸、消化活動などをコントロールしています。
この自律神経には、活動を活発にする「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」の2種類があります。
この2つがバランスよく働くことで、私たちの体は健康を保っています。
しかし、ストレスや疲れがたまると、このバランスが崩れてしまいます。
この時期だと気圧の変化や湿気、また朝と昼の気温差がストレス要因となり、これが「自律神経の乱れ」として現れるのです。
目のエクササイズでストレスに強くなろう
特に、目の疲れは自律神経の乱れに直結しやすいです。
なぜなら脳の出先機関として、目と脳は直結しているため目の疲れ=脳の疲れだからです。
ですので目が疲れているとストレスに対して脳が過敏に反応してしまいます。
脳が過敏な状態になっていると身体の不調や痛みを増幅させてしまうため、あまり好ましい状態ではありません。
しかし、目のエクササイズは刺激やストレスに対して過敏になっている脳を落ち着かせる作用があるため、エクササイズを繰り返すことによって少しのストレスに動じにくくなり、自律神経のバランスも取り戻しやすくなる効果も期待できます。
簡単でどこでも短時間ででき、日常生活に取り入れやすい方法なのにしっかり効果の出やすいアプローチなのです。
目のエクササイズのやり方
それでは、具体的な目のエクササイズの方法を4つ紹介します。
どれも簡単なので、ぜひ試してみてください。
1. まばたき運動
パソコンやスマートフォンを長時間使っていると、まばたきの回数が減り、目が乾燥しやすくなります。
まばたきは目の乾燥を防ぐだけでなく、脳をリセットし休ませる効果もあるのでオススメです。
また、まばたきと合わせて顔の表情筋を大きく動かすことで目の周りや顔の筋肉を刺激できます。
1. 姿勢を正しましょう。
2. 眉毛が動くくらい大きなまばたきをゆっくり10回繰り返します。
3. 次に、速く小刻みに20回まばたきをします。
これを1セットとし、1日に数回行うと効果的です。
2. 目のストレッチ
目の筋肉を動かしほぐすことで、疲れを和らげ、脳の感じているストレスを軽減させることができます。
1. 姿勢を正しましょう。
2. 目を大きく開けて、上下左右にゆっくりと動かします。
3. 次に、斜め方向にも右斜め・左斜めそれぞれゆっくり動かします。
各方向に10回ずつ行いましょう。
3. 眉と頬のストレッチ
目の周りには、三叉神経という神経の出口があります。
その周囲を刺激することで、目の疲れを和らげ、自律神経のバランスを整えます。
1. 姿勢を正しましょう。
2. 眉を軽くつまみ、軽い力(3~5mm程度)で前に20秒引っ張りましょう。
3. 次に、目の下にあるくぼみを探しましょう。
見つかったら指でふたをするように押さえ、上下左右それぞれの方向へ軽く皮ふを押してみましょう。
それぞれ5秒間押し、2~3回繰り返します。力を入れすぎず、心地よい強さで押すのがポイントです。
4. ホットアイマスク
現代の生活では視界をシャットアウトし、何も見ないというのはとても良い目のケアになります。
そのためにホットアイマスクはぴったりです。
温かいタオルや市販のホットアイマスクを使うことで、目の周りの血流が良くなり、目の疲れを取るのに非常に効果的です。
1. タオルを温かいお湯で湿らせ、軽く絞ります。
2. タオルを目の上にのせ、5~10分ほどリラックスします。
※市販のホットアイマスクを使う場合は、使用方法に従ってください。
日常生活での注意点
目の体操を取り入れることも重要ですが、日常生活での注意点も押さえておきましょう。
1. パソコンやスマートフォンの使用時間を制限する
長時間の使用は目に大きな負担をかけます。
1時間に10分程度の休憩を取り、遠くを見たり目を閉じたりして目を休めましょう。
2. 照明に気をつける
部屋の照明が明るすぎたり暗すぎたりすると、目が疲れやすくなります。適度な明るさを保つことが大切です。
まとめ
自律神経の乱れを整えるためには、目のケアが非常に重要です。
今回紹介した目のエクササイズを日常生活に取り入れることで、目の疲れを軽減し、自律神経のバランスを整えることができます。
簡単にできる方法ばかりなので、ぜひ試してみてください。
自分の体の状態を見ながら、無理なく続けることが大切です。
当院でも、上記のような目のケアに関するアドバイスやクラニアル整体という頭蓋骨にアプローチして目の周囲を緩める施術を行っておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
皆さんが梅雨に入っても健康な生活を送れるよう、サポートさせていただきます。
(柔道整復師 諸井 秀弥 監修)