腰痛でお悩みのあなたへ
初めまして、諸井接骨院・整体院院長の諸井伸雄と申します。
私は開業以来、腰痛に悩まれる患者さまを10万人以上施術してきました。これまでの経験上、多くの患者さまから腰痛についてのお悩みをお聞きしてきましたが、このページをご覧のあなたはこのような症状にお悩みではないですか?
・朝起きた時に腰が痛んで動き出すまでに時間がかかる
・いつも腰のだるさがある
・腰の痛みで困っているのに病院に行っても異常なしと言われる
・ギックリ腰になったが仕事が休めない
・慢性的な腰痛があって長時間立ち続ける/座り続けることができない
・車の乗り降りの時に腰が痛む
・中腰になろうとすると痛くなる
腰の痛みを抱えながら送る日々は本当に大変ですよね。
腰痛がひどい時はいつも痛みが出そうな怖さがあって普段簡単にできることも一苦労。仕事や家事、趣味も全力でできなくてもどかしい…、でもそんなときでも毎日頑張らないといけないし…。
なんとかしようと病院に行っても異常なしと言われ、湿布と痛み止めを処方されるだけ。整骨院でマッサージと電気を当ててもらってもなかなか良くならないし、YouTubeの動画を観ながらストレッチをしてみても余計に痛い気がする…。
もうこの先ずっとこんな状態なのかな…?なんて不安になりますよね。
当院にもこういったお悩みを持った患者さまがたくさん来院されています。
このページでは腰痛でお困りのあなたの不安が少しでも解消されるよう、腰痛の原因に加え、当院での腰痛に対する考え方を書いてみましたので少し長くなりますが、ぜひお読みください。
腰痛の病態把握はむずかしい
腰痛の85%は原因がはっきりしない
厚生労働省によると、「腰痛」とは特定の疾患を指す名称ではなく、腰部周辺に生じる痛みや違和感などの症状の総称です。
大多数の腰痛、約85%は、医師による診察やX線、MRIなどの画像検査を行っても、明確な原因が特定できない「非特異的腰痛」とされています。残りの15%は、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、高齢者に多い圧迫骨折、内科的疾患など、原因が明確な「特異的腰痛」と分類されています。
このような分類がされる主な理由は、画像検査だけでは腰痛の全ての原因を把握できないためです。例えば、筋肉や筋膜が原因の腰痛の場合、X線検査は主に骨の異常を評価するためのものであり、骨に異常がなければ「異常なし」と診断されます。
さらに、全身の骨、筋肉、腱、血管、神経などを高精度に撮影できるMRIであっても、その能力には限界があります。たとえば、特定の動きをした際にのみ痛みが生じる状況では、MRIで静止している間は異常が見られないため、「異常なし」と診断されることもあります。
あなたの感じている痛みは画像には映ってくれない
もう一つ重要な点として、画像検査ではあなたが感じている「痛み」や「不快感」は捉えられないことが挙げられます。
現代医学ではEBM(Evidence-Based Medicine=科学的根拠に基づいた医療)が重視されています。科学的根拠とは、過去の研究論文や画像検査のデータ、数値化された情報など、客観的かつ明確に視覚化できる情報を指します。
このアプローチにより、椎間板ヘルニアや骨の変形といった明確な異変は現在の医療技術で効果的に特定されます。そのため、症状の理解を深めるために病院での診察を受けることは非常に重要です。
しかし、個々人が感じる痛みは主観的で、数値化や視覚化が困難です。因果関係を重視する医学では、「客観的な異常はないが痛みがある」という状況に対して明確な説明を提供することが難しいのです。また、逆に骨の変形などの異常はあっても痛みを感じないケースもあります。つまり、画像検査の結果が必ずしも症状を完全に説明できるわけではありません。
腰痛の本当の原因は身体のゆがみ
長年の臨床経験から得た知見は、腰痛は主に身体のゆがみに起因するということです。腰痛を抱えるの多くが何らかの形で身体のバランスが崩れています。
身体のゆがみとは、骨格の位置のズレ、筋肉や筋膜の硬さ、内臓の位置関係の不調和などにより、身体の均衡が失われ、適切に体を支えることができない状態を指します。
理想的な状態では、身体にかかる重さが均等に分散され、リラックスしていても自然と真っ直ぐ立つことができます。しかし、バランスが崩れると、身体は適切に支えられず、特定の部分に負担が集中します。その結果、無意識のうちに筋肉を緊張させて体を支えようとし、特にお尻や腰の筋肉が過緊張状態になりがちです。筋肉の中を通る血管が圧迫されると、血液循環が悪化し、筋肉への栄養や酸素の供給が不足します。このような状態が続くと、筋肉の痛みが発生しやすくなるのです。
身体のゆがみはどうして起こる?
身体のゆがみは、ケガによる強い力が原因で起こることもありますが、日常生活の中での姿勢や動き方の癖、仕事の環境、またスポーツの繰り返しの動きなどによって引き起こされることが多いです。
人間は本来、同じ体勢で長時間じっとするのが苦手です。私たちが動かないように見える時でさえ、実は身体は「静止」という状態を維持するために微細なバランス調整を絶えず行っています。
現代の生活では、長時間の座る、立つといった、身体を動かさない姿勢が強いられる環境が増えています。特に運動習慣がない場合、身体への負担が特定の部位に集中しやすくなり、それが身体のゆがみにつながります。
さらに、腰痛の直接的な原因となる物理的な負荷だけではありません。人間関係のトラブルや仕事のストレスといった心理的な要因も、身体のバランスを崩し、ゆがみや痛みの原因になることがあります。
腰痛改善のキーポイント=足首&股関節
当院では、一般的な骨盤矯正とは異なるアプローチを重視しています。私たちは「足首」と「股関節」に特に注目しています。
治療の第一歩として、まず股関節の動きやバランスを詳しく検査します。多くの腰痛患者さんでは、股関節の動きが片方、または両方で制限されていることが判明します。股関節が硬くなると、腰椎や胸椎などの背骨の動きも制限されるため、これらの部位も丁寧にチェックします。次に、足首の足根骨という部分にアプローチし、調整を行います。
足首へのこの特別なアプローチを採用する理由は、骨盤矯正よりも全身のバランスを効率良く、より少ない負担で調整できるからです。確かに、身体の土台としての骨盤の重要性は疑いようがありません。しかし、実際に地面に接して直接体を支えているのは足です。足首のバランスを整えることで、股関節や腰だけでなく、全身のバランスが改善されます。私たちの整体では、この足首と股関節を起点とした総合的なバランス調整を通じて、腰痛の根本的な改善を目指しています。
当院で行われている腰痛施術
①問診
まずはあなたのお話を問診で詳しくお伺いします。腰痛がどういった理由(たぶんこれのせいかな?という理由でも構いません)で起こったのか、どういったことでお困りなのかをお聞かせください。
また、お仕事の種類や内容、生活環境、運動歴、既往歴、趣味なども詳しくお伺いしています。あなたの周りの環境、行動習慣などを知ることで、あなたのお悩みに対してより迅速にきめ細やかなサポートが可能です。
施術の満足度とも密接に関係していますので、お話いただける範囲でぜひお聞かせください。
②施術前検査
問診で伺ったお話をもとにしながら、上の項でご紹介した股関節の動きなど含め、全身の関節の動きや、骨格のアライメント、筋肉の状態、また内臓の状態など、さらに生まれつき持っている身体のクセもチェックさせていただきます。
上記のように様々な情報を総合して、現在のあなたの状態に合った施術内容を決定いたします。
③施術
腰痛をお持ちの方に対しては、まずは足首にアプローチすることで股関節の動きやバランスを整えていきます。施術自体はとてもソフトで気持ち良いと言われる方が多く、安心してお受けいただけます。足首の他にも、内臓の位置の偏りを正す手技や背骨の調整など、症状に応じて必要なものをご提供します。